2020.08.11企業情報

ワークマンは岡山地区での流通センターの新設と伊勢崎流通センターの増設を決定

コロナ感染症下でも業績が好調なため、外部倉庫の自社倉庫への置き換えを促進する

 作業服とアウトドアウェアのフランチャイズ小売店を全国に880店展開する株式会社ワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:小濱英之)は18年9月に新業態店WORKMAN Plusの1号店を「ららぽーと立川」に出店して以来、一般客を取り込んで高い成長を続けています。売上の急増に対して自社流通センターのキャパシティは追い付いていません。不足分は外部倉庫を借り増しして、補ってきました。

 流通センターの増強は5~10年先の入出荷と保管量の予測が前提になるため、WORKMAN Plusのブームがどこまで続くかを見極める必要がありました。中期的な予測が難しい中、外部倉庫は比較的自由に借り増しできるので便利でした。その反面、自社倉庫に比べてコストは割高になっていました。PB製品の拡大と人件費の高騰もあり、売上の伸び以上にロジスティクス費用が増えていました。また外部の保管倉庫が20ヵ所以上になり、各拠点の管理リソースも必要になったため、ロジスティクス全体のオペレーション効率も低下しました。

 本年4月~6月のコロナウィルス感染症の広がりの中での「ストレス・テスト」的状況下でも、売上が前年比122.3%となったことから、ブームが「一過性」でなく悪い条件下でも需要が根強いことが分かりました。5年~10年先の流通センターの需要見通しもついたため、自社センターの新設と増設を決めました。成長が著しい西日本では1.2万坪~1.5万坪の流通センターを新設して、主力の伊勢崎物流センターは6670坪増設することにしました。

 当社のPB製品比率は18年3月期の32.2%から20年3月期の51.4%と、2年間で19.2%も伸びています。当社は製造小売業(SPA)をめざしており、今後の伸び率は多少スローダウンしますが、PB比率自体は確実に高まっていきます。海外で大量生産するPB品の保管日数は国内メーカーからの仕入れ品の3倍以上になっています。これも流通センターの能力を拡張する理由です。

 当社の物流センターと保管倉庫は下記の通りです

【東日本】

1 自社・伊勢崎流通センター 10000坪 21年中に6670坪増築
2 自社・伊勢崎保管倉庫 6480坪 19年に電動移動棚化で通路を減らし保管能力強化
3 外部・保管倉庫 11500坪 10物件
4 外部・ネット通販倉庫 1000坪
5 外部・ショッピングモール専用倉庫 900坪

【西日本】

1 自社・竜王流通センター 7400坪 18年に電動移動棚化で通路を減らし保管能力強化
2 外部・神戸流通センター 6220坪 本年1月に保管機能が稼働
本年4月から流通センター機能が稼働
3 外部・保管倉庫 8000坪 10物件 全てが竜王センターの周辺
4 自社・新岡山流通センター 12000坪~15000坪 新設で3~4年後に稼働

 当社の物流計画の最適化に付きましては、外部のコンサルも起用してマスタープランを作成しました。この際、PB比率の伸び、生産地の中国から東南アジアへの移行、今後の出店計画、ブーム後の「巡航速度」の売上成長率などを考慮しました。結果として、岡山県での流通センター新設と伊勢崎流通センターの増強が決まりました。前者はこれから立地を探しますが、後者は既に基本設計が始まっています。岡山県で適地が短期で見つからなければ、次善策として兵庫県の播磨地区や広島県の備後地区にする可能性もあります。岡山新センターでは将来の増築を見込んで土地を広めに確保します。

以上

<ワークマンの概要>

社名 株式会社ワークマン
住所 東京本部:東京都台東区東上野4-8-1
関東信越本部:群馬県伊勢崎市柴町1732
業種 作業服、作業用品、アウトドア・スポーツ・レインウェアを販売する専門店フランチャイズチェーンの運営
店舗数 880店舗(2020年7月31日現在)
上場 ジャスダック(7564)

業績

(単位:百万円)

チェーン全店売上 当期純利益
15年3月期 69,185 5,876
16年3月期 71,465 6,233
17年3月期 74,291 7,142
18年3月期 79,703 7,844
19年3月期 93,039 9,809
20年3月期 122,044 13,369

広報に関するお問い合わせ先

営業企画部 林 知幸 03-3847-7760 (携帯電話 080-2186-8793) t_hayashi@workman.co.jp

岡山県の不動産に関するお問い合わせ先

ロジスティクス部 大竹 宏孝 0270-22-3500 h_ootake@workman.co.jp

参考1) 伊勢崎流通センター増設後の外観図(添付)
伊勢崎流通センター増設後の外観図
伊勢崎流通センター増設後の外観図2

参考2) 弊社物流の特徴は取り扱い対象の全商品を基本的にピースで毎日(除く日曜)出荷していることです。出荷頻度が高すぎて一見無駄のように見えますが、欠品が減るので競合が完全になくなるまで継続する方針です。PB比率の高まり/季節波動の増幅/人件費の高騰に備えて、流通センターの規模を拡大するだけでなく、センター内の効率化にも取り組んでいます。伊勢崎流通センターでは自動仕分けの「ピースソーター」をカテゴリー別に2基導入します。導入の成果次第では、更に自動化・ロボット化を推進して、既存センターの取り扱い能力を向上させます。