2023.02.16商品情報

【値上げなし】でサステナブル製品210億円、廃棄率0.5%以下 バナナ茎、コーヒー滓からの再生繊維パンツ「Green-TECH」シリーズ登場

サステナブル

ワークマン既存店482店(WORKMAN Pro店3店舗を含む)とWORKMAN Plus472店、さらに話題の「#ワークマン女子」25店の計979店を展開する株式会社ワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:小濱英之)は23年4月から24年3月までの1年間でサステナブルPB製品が210億円(23年3月期決算ベースは173億円)を超え、さらに地球環境への負荷が少ない事業モデルで製品廃棄率は0.5%を切ります。

当社は価格据え置きのままサステナブル化を進めています。円安/原料高/輸送費高騰による強烈な値上げ圧力の逆風があり、当社の23年3月期からのサステナブル製品の伸び率は計画ベースで21.3%とやや低調な推移となっています。将来、米国の景気後退などで円安が緩和され値上げ圧力が弱まると、当社のサステナブル製品の開発は飛躍的に進む見込みです。現時点の目標ではありますが25年3月期決算ベースでは270億円規模を目指しています。

ワークマンは「機能と価格」で圧倒的な競争優位を築いていますが、今後は機能をステルス化してデザイン性やファッション性でも選ばれる製品にすることを目標にしています。すでに女性客の大半は機能でなくデザイン性や着心地で当社PB製品をご購入されています。デザイン強化路線で選んだ当社を代表する5つのスタイルはvivid、sustainable、trend、travel、toughですが、sustainableは2番目の重点スタイルになっています。

ワークマンのサステナブル化の原則は下記です:

サステナブル製品の開発原則

  1. 既存製品を値上せずにサステナブルな製品に置き換える
    値上げをするとサステナブル「未」対応品へ需要が移るため意味がない
  2. 2030年までにサステナブル製品比率を全PB製品の5割にする

  3. 当社は原則としてノルマや期限のない会社ですが、サステナブル化に関しては努力目標を設定
    期限が多少伸びることがあっても、5割の比率目標は必ず達成します(できるまでやるので)

    サステナブルな事業モデルの原則

  4. 製品寿命を長くして、廃棄を出さない事業モデルにする
    5年くらい競合が追いつけないダントツな製品を開発して製品寿命を平均5年に延ばす
    アパレル製品の寿命は通常1年で、毎年大量の廃棄をしている企業もあります
  5. 個別製品は売上でなくサステナブル優先で、実需よりやや少なめに生産して余らせない
    お客様には欠品でご迷惑をかけますが、サステナブルな事業モデルを優先する事にご理解を頂く
  6. それでも、売り残した季節品は翌年まで(廃棄しないで)キャリーして、翌年定価で売り切る
    当社PB製品は人気があり、翌年も定価で売れるため値引きや廃棄の必要がない

当社のサステナブル製品の一番の特長は、お客様に価格をいっさい「転嫁」しないことです。現在は価格据え置き方針が当社のサステナブル化の加速の制約要因になっています。ただ、サステナブルな製品だから値上げをするというのは、企業努力の放棄だと思っています。このため実現には多少時間がかかっても、環境にもお客様にもやさしい企業をめざしています。

サステナブル化路線に邁進するワークマンの今回の自慢の「イチオシ」新製品は:

◆コーヒーのカスやバナナの茎で再生繊維にして速乾/消臭に優れた「Green TECH」製品

“天然繊維”と特殊なテクノロジーにより“機能性”を高めた環境に優しいサステナブル製品
全アイテムとも“防融試験”をクリアしているのでキャンプシーンでも大活躍
パンツはレギュラーフィット、ワイドフィット、スリムフィットの3つのスタイル
3つのスタイル

①GreenTECHアウトドアDENIMベスト 税込2500円(35738)  現在発売中
・収納力が高くアウトドアや小さなお子さんがいらっしゃるママさんにもおススメ
DENIMベスト
②GreenTECHワイドフィットDENIMパンツ 税込2500円(35534)  2月13日より順次発売
・BANANA DENIMは廃棄されるバナナの茎を繊維として再利用したデニム。湿気を吸って放湿しやすい
ワイドフィットDENIMパンツ
③GreenTECHスリムフィットDENIMパンツ 税込2500円(35534)  現在発売中
・COFFEE DENIMは廃棄されるコーヒーかすを再利用した繊維S.cofe®を使用したデニム
・ライクラ®ファイバーとの組み合わせにより体の動きに合わせて伸縮する素材
スリムフィットDENIMパンツ 
④GreenTECHレギュラーフィットDENIMパンツ 税込2500円(35534) 現在発売中
・JAPAN DENIMはインディゴ染色工程において、水の使用料を40%削減、化学薬品の使用料を50%削減
レギュラーフィットDENIMパンツ
⑤GreenTECHワイドレディースDENIMパンツ 税込2500円(46430) 2月下旬発売 ※一部店舗に限ります
⑥GreenTECHスキニーレディースDENIMパンツ 税込2500円(46429)  2月下旬発売 ※一部店舗に限ります
⑦GreenTECHバギーレディースDENIMパンツ 税込2500円(46428) 2月下旬発売 ※一部店舗に限ります

BCIコットン
BANANA DENIM、COFFEE DENIM、JAPAN DENIM以外の素材は環境に配慮したBCIコットンを使用しています。BCIコットンとは従来の綿花栽培と比較し、農薬37%、化学肥料22%、水21%の削減を実現し環境に優しいベターコットンシステムにて生産された綿のことです。

ワークマンはもともと防寒衣料が強く、厳冬期になると売上が跳ね上がっていました。ところが最近の暖冬傾向により、本命の「重防寒」衣料の成長が鈍化しています。本業にも影響が出始めたため、当社は地球温暖化対策に本気で取り組んでいます。今回のサステナブル製品の210億円は金額的には多くはありませんが、毎年Green TECHや和紙製品などの新たな素材が生まれていることは明るい材料です。今後も、ワークマンはサステナブルな新製品の開発にジミチに取り組んでいきます。

※なお今回ご紹介した製品の発売予定日は諸々の状況により変更になる可能性があります。
※屋外での撮影画像は光の加減で、実際の色味と異なって見える場合があります。

<ワークマンの概要>

社名 株式会社ワークマン
住所 東京本部:東京都台東区東上野 4-8-1
関東信越本部:群馬県伊勢崎市柴町 1732
業種 フランチャイズシステムで、作業服、作業用品およびアウトドア・スポーツウエアを販売する専門店チェーン
店舗数 979店舗(2023年1月31日現在)
ワークマン 482店舗
WORKMAN Plus 472店舗
#ワークマン女子 25店舗
上場 東証スタンダード(7564)

業績

(単位:百万円)

チェーン全店売上 当期純利益
17年3月期 74,291 7,142
18年3月期 79,703 7,844
19年3月期 93,039 9,809
20年3月期 122,044 13,369
21年3月期 146,653 17,039
22年3月期 156,597 18,303

取材に関するお問い合わせ先

広報部 鈴木 悠耶 03-3847-7760 yu_suzuki@workman.co.jp
広報部 伊藤 磨耶 03-3847-7760 m_itou@workman.co.jp