2021.09.21商品情報

空気で保温! 究極エコ防寒「ポンプ」ウェアに新製品投入

環境対策強化‼ 廃棄率は0.6%以下、対策製品は今年100億円を突破

環境対策強化‼ 廃棄率は0.6%以下、対策製品は今年100億円を突破

ワークマン既存店591店とWORKMAN Plus 321店、さらに話題の「#ワークマン女子」 6店の計918店を全国展開する株式会社ワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:小濱英之)は地球環境への負荷が少ない事業モデルと製品開発を強化します。当社の地球環境対策の重点は、お客様に価格を「転嫁」しないことです。サステナブルな製品だから値上げをするというのは、企業努力の放棄と思っています。このため実現には多少時間がかかっても、環境にもお客様にもやさしい企業をめざしています。

サステナブル路線を推進するワークマンの「イチオシ」製品は究極のエコ防寒である「空気を着る」ポンプウェアです。同製品は動物/植物由来のダウンや中綿を全く使わずに空気で保温するものです。浮き輪を中綿の代わりにしたようなもので、暖かさは空気をどれだけ入れるかで調整できます。昨年はポンプウェアのベストだけをテスト販売しました。環境には良い製品ですが、多少「着膨れ感」が出るのではと心配していました。結果は「今まで買った中で、一番軽い防寒ウェア」、「空気をフルに入れるとモノすごく暖かい」、「空気を抜くと普通のベストになる」と大好評で、入荷後に即完売となりました。

ポンプウェアの空気の充填には、ポケットの中に見えないように入っているウェアと一体型の「空気入れポンプ」を使います。ただ、小型のため空気をフル充填するには2分程度かかり、お客様から不便だとの声も出ました。今年の改良モデルには、ポケットの中の一体型の小型ポンプ以外に、長さ10cmくらいの分離型の自転車の空気入れのような付属品も付けました。これによりこれまでより短時間の充填が可能になりました。

今年から製品ラインを増やしてポンプウェアに本格参入します。改良したベストに加えて、ジャンパーとパンツを新たに投入します。

ポンプウェアシリーズの全体の特徴は下記です:

キャッチ 空気で保温する究極のエコ防寒ウェアで軽さもウリ
製品 ブルゾン(税込3,900円)、ベスト(税込2,900円)、パンツ(税込3,500円)
特徴 動物由来のダウン以外で、高い防寒性能と「軽さ」を初めて同時実現
空気の量により、保温力を調整できロングシーズンに使用可能
空気を全て抜くと、秋と初冬用のウェア
空気をフルに入れると、厳冬期の重防寒ウェア
縫い目のないシームレス溶着加工で冷気の侵入を防ぐ
裏地フリースと防寒生地で防寒性能を強化
空気を抜くとコンパクトに畳める

個別製品の特長は:

  • ポンプウェアのジャンパーとパンツを同時に着ると「寝袋」の代わりになります。ジャンパーのフード部分も空気が入るため、フードを被らずに頭の下に敷くと「枕」の代わりになります。災害時の備えにもなります。
  • ポンプウェアのベストとジャンパーは、当社の防水レインパーカーやアウトドアジャンパーとファスナーで「合体」(Attachment System)でき、防水機能をもつ最強の防寒ウェアになります。レインパーカーと合体すると当社製品の中で最軽量の「防水防寒」ウェアになります。

フィールドコアロゴ

エアロポンプウォームベスト 税込2,900円 9月下旬より発売開始
エアロポンプウォームブルゾン 税込3,900円 ブラックは9月下旬、ネイビーは10月中旬より発売開始
エアロポンプウォームパンツ 税込3,500円 9月下旬より発売開始

エアロポンプウォームシリーズ

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エアロポンプ
ウォームベスト
エアロポンプ
ウォームブルゾン
エアロポンプ
ウォームパンツ

アタッチメントシステムについて

アウター(3種)とミドルレイヤー(8種)をファスナーで一体化させることで24通りに機能をカスタマイズできるアタッチメントシステム。天候や気温など着用シーンに合わせて自由に組み合わせることで、それぞれのウェアの特性を最大限に引き出し、パフォーマンスの向上をサポートします。

アタッチメントシステムについて

目玉のポンプウェア以外のワークマンの主な環境対策製品は下記の通りです。今年から環境対策の新製品ラインを多数投入します。サステナブル製品は今年43品目となり、年間売上は100億円を突破します。

1. ペットボトル再生糸
ポロシャツ、クルーシャツ、高撥水/ステンカラーコートなどの8製品

2. デニム製品生産時の排水を90%抑制(EIM加工)
パンツ、カーゴパンツ、ジャンパー、ベスト、ショートパンツなど6製品

3. 生地原料ポリマーの一部を植物由来原料に置き換え
ワークスーツ上下、ステンカラーコート、フーディ、シェルジャケット、シェルパンツ、ツナギ、ブーツ、キャンパーモックなど9製品

4. Fusion Downの採用でDown使用量を半減(アニマルフリーの流れ)
ジャンパー、フーディ、ベスト、ライトパンツ、ショートパンツなど6製品

5. EVAの使用
注)EVAは塩素を含まず、焼却してもダイオキシンが発生せず、リサイクルも容易な「エコ素材」
サンダル、ブーツの2製品

6. AI・デジタルによる製品設計で生地の廃棄ロスを20%削減
ストレッチレインスーツ、ライトウォームジャケット、ライトウォームパンツなど3製品
サステナブル製品の投入以外の当社環境対策の重点は廃棄率です。当社のPB製品は平均寿命を5年と長め(アパレルは通常1年)にして、「廃棄」を減らしています。廃棄が出るのは、作業服などの製品の切り替え時です。Sや7Lなどの端サイズや差し色製品が売れ残る場合があります。ただ、全売り上げに対する廃棄率は0.6%以下と業界では常識外に低い数字となっています。この他、ワークマンは梱包資材の簡素化も進めていきます。

ワークマンはもともと「防寒衣料」が強く、厳冬期になると売上が跳ね上がっていました。ところが最近の暖冬傾向により、厳冬期用の重防寒衣料の販売が伸び悩んでいます。本業にも影響が出始めたため、当社は今年から地球温暖化対策に全社で取り組んでいます。初年度の環境対策製品の100億円は金額的には多くはありませんが、スーツからブーツまでの製品拡大とポンプウェアのような究極のエコ防寒衣料が開発できたことが成果だと考えています。

以上

※なお今回ご紹介した製品の発売予定日は諸々の状況により変更になる可能性があります。

<ワークマンの概要>

社名 株式会社ワークマン
住所 東京本部:東京都台東区東上野4-8-1 TIXTOWER UENO
関東信越本部:群馬県伊勢崎市柴町1732
業種 フランチャイズシステムで、作業服、作業用品およびアウトドア・スポーツウエアを販売する専門店チェーン
店舗数 918店舗(2021年8月31日現在)
ワークマン 591店舗
WORKMAN Plus 321店舗
#ワークマン女子 6店舗
上場 ジャスダック(7564)

業績

(単位:百万円)

チェーン全店売上 当期純利益
17年3月期 74,291 7,142
18年3月期 79,703 7,844
19年3月期 93,039 9,809
20年3月期 122,044 13,369
21年3月期 146,653 17,039

取材に関するお問い合わせ先

営業企画部/広報部 林 知幸 03-3847-7760 (携帯電話 080-2186-8793) t_hayashi@workman.co.jp
営業企画部/広報部 伊藤 磨耶 03-3847-7760 m_itou@workman.co.jp