ワークマン367店、WORKMAN Pro10店、WORKMAN Plus 567店、#ワークマン女子店66店※とWORKMAN PlusⅡ9店の計1019店を展開する株式会社ワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:小濱英之)は9月24日(火)にショッピングモール内店舗の中で最大面積の「#ワークマン女子」エミテラス所沢店を開店します。同店は従来の女子店の女性と男性ウェアのテイストのミスマッチを解消して、男性衣料の比率を高めた新型「#ワークマン女子」の第1号店です。
※1 作業服を扱わないショッピングセンター内のWORKMAN Plus12店を含みます
#ワークマン女子店の開店時には毎回レジ待ちの長い行列ができて、大好評です。ただ、人気は一過性なので、女子店はお客様の声を踏まえて絶えず製品と売場を進化させていく必要があります。
現状、女子店に対するお客様の改善要望は3つあります:
- 女性と男性の主力衣料品のテイストが異なり店舗に統一感がない
女性客向け 落ち着いたデザインの「大人かわいい」が8割
男性客向け 派手系アウトドアカジュアルが9割 - 女性衣料に較べて男性用が少なすぎる(現状は2対1)
男性一般客向けの品揃えは女子店よりもワークマン店やWORKMAN Plus店の方が充実している
このため、せっかく家族で女子店にご来店されても男性客はご購入に至らない場合がある - 使用頻度が少ない機能性衣料やアウトドアカジュアルが多く、次の来店動機が高まらない
業界最大手との競合を避けてきたら、使用頻度が低く購入頻度も低い製品が増えた
例)レインスーツは作業客や自転車通勤者以外は使用頻度が低く、1度購入されると数年は買わない
vs シンプルなデザインの普段着は毎日着るので購入頻度が高い
上記の課題を踏まえて、#ワークマン女子エミテラス所沢店から女性と男性の衣料品売場に統一感を出し、従来の女子店のイメージを刷新します。
具体的には新型店舗は以下のように変わります:
- 変更① 女性と男性ウェアのテイストを揃える
- 変更② 女性と男性衣料の比率を1対1にしていく
- 変更③ 業界最大手と競合する購入頻度の高い製品を女子店の最重点アイテムにする
男性衣料の派手系のアウトドアカジュアルの半分をシンプルでシックな「大人カジュアル」に転換
アウトドアブームが一段落したため、女子店ではアウトドア系を減らしても影響が少ない
女性は「大人かわいい」、男性は「大人カジュアル」にして控えめなデザインで統一する
女性物は好調なためアイテム数は据え置くが、男性は落ち着いた女子店限定品を大幅に増やす
結果として、女性物に偏らず家族で幅広くお買い物ができる店舗にする
売場構成比を女性衣料35%、男性衣料35%、靴15%、キッズ10%、鞄/帽子5%にしていく
(現状の「#ワークマン女子」の店名は実態に合わなくなる恐れもある ⇒ 「ワークマン家族」か?)
1)肌着
今年、競合製品の夏物肌着が60万着の大ヒットしたため冬物は売場を拡大する
(これで激戦区でも負けない自信がついた)
秋冬物は防寒肌着のほか、得意のメリノウール肌着で攻勢をかける
2)Workman Colorsブランド品
業界の流行に乗ったトレンド品のため、発売即完売が多い
秋冬物Workman Colors製品はアイテム数を増やして、生産量も拡大
トレンド品で売場が新鮮になり、お客様の来店頻度が高まる
3)男性の大人カジュアル
男性の主力市場で全面攻勢にでる(肌着で自信がついたので)
大人カジュアルはアウトドアカジュアルより着用頻度と購入頻度が高いが、強い競合がいる
当社は以下の3つの圧倒的な強みを活かして、競合市場で勝ち抜き業界での存在感を高める
◆ 機能性 - 当社の機能格付けをカジュアル製品にも導入して機能を分かりやすくする
◆ シンプルだが光るデザイン - 最大手は万人受けする無難なデザインが多い
◆ 定価は最大手の半額 - 競合の大幅値上げに不満を持つ客層が狙い
エミテラス所沢店は上記3つの変更を実現した新型の女子店の第1号店になります。派手な製品が多かった従来の女子店とは異なり、店舗正面から見ると見違えるほど落ちついた感じになります。店舗の後方には当社が得意なアウトドアカジュアルや機能性衣料の中から人気製品だけを選んで陳列します。
エミテラス所沢店の売場面積はショッピングモール内の女子店としては全国最大です。女子沖縄ライカム店の店舗面積はもっと広いですが、ライカム店はモール外の独立した建物に出店しています。なお、ショッピングモールのエミテラス所沢は141のテナントとシネコンが入る駅直結の新店で、近くに競合モールがないので集客力がありそうです。
参考までに、モール内の女子大型店舗ベスト5は下記の通りです:
面積順位 | 店名 | 面積 | 状況 |
---|---|---|---|
1位 | エミテラス所沢店 | 498㎡ | 駅直結の新モールのため全国屈指の売上を期待 |
2位 | なんばCity店 | 488㎡ | 全国売上1〜2位の座を争っている |
3位 | イオンモール幕張副都心店 | 459㎡ | 郊外店ながら一部の都心店を上回る好業績 |
4位 | 桜木町コレットマーレ店 | 455㎡ | 女子第1号店の強みを維持 |
5位 | 池袋サンシャインシティアルバ店 | 436㎡ | 全国売上1〜2位の座を争っている |
<ワークマンの概要>
社名 | 株式会社ワークマン |
---|---|
住所 | 東京本部:東京都台東区東上野 4-8-1 関東信越本部:群馬県伊勢崎市柴町 1732 |
業種 | フランチャイズシステムで、作業服、作業用品およびアウトドア・スポーツウエアを販売する専門店チェーン |
店舗数 | 1019店舗(2024年8月31日現在) ワークマン 367店舗 WORKMAN Pro 10店舗 WORKMAN Plus 567店舗 WORKMAN PlusII 9店舗 #ワークマン女子 66店舗※2 ※2 ショッピングセンターのWORKMAN Plusを含みます |
上場 | 東証スタンダード(7564) |
業績
(単位:百万円)
チェーン全店売上 | 当期純利益 | |
---|---|---|
19年3月期 | 93,039 | 9,809 |
20年3月期 | 122,044 | 13,369 |
21年3月期 | 146,653 | 17,039 |
22年3月期 | 156,597 | 18,303 |
23年3月期 | 169,856 | 16,656 |
24年3月期 | 175,250 | 15,986 |
取材に関するお問い合わせ先
広報部 松重 尚志 03-3847-7760 n_matushige@workman.co.jp
広報部 伊藤 磨耶 03-3847-7760 m_itou@workman.co.jp