ワークマン既存店418店(WORKMAN Pro10店舗を含む)とWORKMAN Plus527店、さらに話題の「#ワークマン女子」56店と「WORKMAN Plus II店」5店の計1006店を展開する株式会社ワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:小濱英之)は「#ワークマン女子店」と並ぶ次世代主力店である「WORKMAN Plus II店」の出店を本格化します。WORKMAN Plus II店は23年1月に実験店としての新津店を皮切りに、今期は小林店と直方店を新規に出店しました。
WORKMAN Plus II店の由来は「WORKMAN Plus店」の作業服/作業用品の品揃えに「#ワークマン女子店」と「WORKMAN Shoes店」の2店の女性ウェアとシューズをPlusするという意味から来ています。Plus II店は作業服から女性のカジュアルウェアまでの幅広い製品を揃えるため、WORKMAN Plus店や女子店が出店できなかった人口が少ない市や町にも進出が可能です。当社「オールスター」製品が勢揃いする最強の業態です。
以下は当社他業態との比較表です:
店舗名称 | ワークマン | WORKMAN Plus | WORKMAN Plus II | #ワークマン女子 |
現在の店舗数 | 408店 注1) | 527店 | 5店 注2) | 56店 注3) |
標準の店舗面積 | 100坪 | 130坪 | 150坪 | 150坪 |
作業系売上比率 | 70% | 60% | 45% | 0% |
男性客:女性客 | 80:20 | 60:40 | 50:50 | 35:65 |
今後の出店数目標/年 | 0 | 若干 | 15 注4) | 30 |
注1)WORKMAN Pro店を除く 注2)3店は新店で2店は改装店 注3)SCモール内 Plus12店は女性客の方が多く社内では女子店に分類
注4)スクラップ&ビルド店を含む
WORKMAN Plus II店の主な特長は下記です:
- 圧倒的な強みの作業服/作業用品を持つWORKMAN Plus店にワークマン女子店「限定」の人気女性ウェアと一般客向けのシューズをプラスした「ハイブリッド」型で最強品揃えの店舗
【根拠】 人口の少ない地域の2つのPlus店をPlus II店に改装したら、15%の売上増加が継続中 - 女性ウェアは主力の作業服と同じ程度売れている(各々が全売上の2割を占める)
- 幅広い職業、性別、年齢のお客様をフルカバーする業態なので、Plus II店を出店すると後から本命の女子店が出店できなくなる。このため出店は人口5万人以下の自治体に限るという制限を付ける
(5万人以上の自治体では作業客中心のWORKMAN Plus店と女性客中心の女子店の2店が出店可能)
Plus II実験店の3新店と2改装店は計画を大きく上回って好調なため、来期(25年3月期)から下記の様に本格展開を開始します。Plus IIはショッピングセンター(SC)、スーパー、ホームセンター敷地内の出店が多く許認可が必要なため遅延する可能性もあります。
最終的にWORKMAN Plus II店は全国で200店舗体制にします:
時期 | 新店 | スクラップ&ビルド | 合計 | 出店状況 | ステータス |
23年1月 | 1 | 0 | 1 | 新津 | 実験店 |
24年3月期 | 2 | 0 | 2 | 小林/直方 | |
25年3月期 | 6 | 6 | 12 | 契約済 | 本格出店 |
26年3月期 | 8 | 7 | 15 | 交渉中 | |
〜以降 | 8 | 7 | 15 | 交渉中 |
WORKMAN Plus II店は最強の業態なので単独路面出店も可能ですが、一層の人口減少に備えて女子路面店と同様に集客力のあるSC/ホームセンター/スーパーの敷地内出店を優先します。
Plus II店は下記の様に人口が5万人以下の自治体にのみ出店します:
行政人口3万人 | 既存店あり | 現賃貸契約満了後に既存店をWORKMAN Plus IIにスクラップ&ビルドする |
既存店なし | WORKMAN Plus IIを新規出店(人口3万人では既存店が殆どない) | |
行政人口4万人 | 既存店あり | 現賃貸契約満了後に既存店をWORKMAN Plus IIにスクラップ&ビルドする |
既存店なし | WORKMAN Plus IIを新規出店(人口4万人では既存店がない場合が多い) | |
行政人口5万人 | 既存店あり | 現賃貸契約満了後にWORKMAN Plus にスクラップ&ビルドする 別途、♯ワークマン女子を新規出店する |
既存店なし | 先にWORKMAN Plus、次に♯ワークマン女子を新規出店する |
(商圏的には半径3km人口が1.2万人以上で且つ6㎞人口又は行政人口が3万人以上を基準にしています)
当社は創業当初は人口1万人〜3万人の自治体にも出店してきましたが、30年〜15年前に大部分が撤退しています。これに懲りて既存店の出店基準は人口5万人以上になっていました。Plus II店はフルラインの品ぞろえをするので、撤退時の3倍以上の売上が見込めます。撤退した地域でも近くにある自治体と併せて商圏内に3万人の人口がいれば、積極的に出店します。再出店できそうな立地は全国で50ヶ所以上あります。
WORKMAN Plus II店は作業服/作業用品と女性ウェアが2本柱となります。Plus II店のコア製品である女性ウェアは出店が軌道に乗る(毎年15出店)までは値上げをしない方針です。女性製品以外に関しましては、ごく少数の赤字PB製品は24年7月から価格改定を行い、他のPB製品は時間をかけて改廃を行う予定です。それでも「業界最安値」は死守します。
Plus II新店の売上目標は商圏人口により大きく異なりますが、価格優位もあって強気の1.5〜2.2億円です。一方、スクラップ&ビルド店(人口過少のため元の売上は全国平均をかなり下回る)は大ジャンプして平均で2億円の売上をめざしています。Plus II店は人口過少地域に限っての出店ですが、当社全体の1店舗当たりの平均売上1.75億円をかなり上回る見込みです。
なお、円安の直撃に苦しむ当社が来期の社員の平均年収を5.1%アップするのは、♯ワークマン女子路面店とWORKMAN Plus II店の2つの新業態店の大量出店のメドが付き始めて、次の成長への活路が開けそうなためです。
<ワークマンの概要>
社名 | 株式会社ワークマン |
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住所 | 東京本部:東京都台東区東上野 4-8-1 関東信越本部:群馬県伊勢崎市柴町 1732 |
業種 | フランチャイズシステムで、作業服、作業用品およびアウトドア・スポーツウエアを販売する専門店チェーン |
店舗数 | 1,006店舗(2023年11月30日現在) ワークマン 408店舗 WORKMAN Pro 10店舗 WORKMAN Plus 527店舗 WORKMAN PlusII 5店舗 #ワークマン女子 56店舗 |
上場 | 東証スタンダード(7564) |
業績
(単位:百万円)
チェーン全店売上 | 当期純利益 | |
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17年3月期 | 74,291 | 7,142 |
18年3月期 | 79,703 | 7,844 |
19年3月期 | 93,039 | 9,809 |
20年3月期 | 122,044 | 13,369 |
21年3月期 | 146,653 | 17,039 |
22年3月期 | 156,597 | 18,303 |
23年3月期 | 169,856 | 16,656 |
取材に関するお問い合わせ先
広報部 松重 尚志 03-3847-7760 n_matushige@workman.co.jp
広報部 伊藤 磨耶 03-3847-7760 m_itou@workman.co.jp