2023.02.21お知らせ

ワークマンが労働寿命の延長をめざす「快適ワーク研究所」を設立 ダントツ性能の【冷暖房服】をパナソニックグループ企業とコラボ開発

快適ワーク研究所

ワークマン既存店482店(WORKMAN Pro店3店舗含む)とWORKMAN Plus473店、さらに話題の「#ワークマン女子」26店の計981店を展開するワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:小濱英之)は2023年2月に労働寿命を延ばす製品をコラボ開発するための「快適ワーク研究所」を設立します。同研究所は快適ワーク製品を企業や大学と共同開発するコラボ推進組織で、所長には当社役員待遇製品開発部長の柏田大輔が就任します。

快適ワーク新製品は2月23日(水)に東京国際フォーラムで開催する「ワークマン春夏新製品発表会」で特設コーナーを設けて当社アンバサダーとマスコミを中心に紹介します。続いて、3月8日(水)にはユーザー企業とワーク系インフルエンサー向けに快適ワーク研究所主催の「新製品発表会&試着会」を東京大手町の日経ホールで開催します。

当社PB製品の1/3はアンバサダーとのコラボ開発製品ですが、今後は協業先を企業/大学に拡大します。アンバサダーとの共同開発は3〜4回打ち合わせるだけで新製品が誕生しています。そのため「ノリが悪くて時間がかかりそうな(偏見)」大企業とのコラボには多少消極的でしたが、「快適ワーク」分野では先端技術や異業種の知見が必要なため、大企業とその子会社及び有力大学とのコラボを積極的に推進します。

昨今の円安で外国人技能実修生の帰国が始まっています。ベトナム人はオーストラリア、台湾などに流出しています。トルコ人だとドイツの方が200万円も収入が多いと言われています。ワークマンにとっては建設業、工場や農業の外国人技能実修生の帰国は大切なお客様を失うことになります。この円安が続く限り、大量帰国は止まらず、社会問題になっています。また、老後資金2000万円問題もあり、世界一の長寿国を「世界一の労働寿命国」にする必要があります。これらの使命に向けて、日本人作業者の労働寿命延長に寄与するワーク製品のコラボ開発を推進する組織「快適ワーク研究所」を設立します。
「快適ワーク研究所」が仕掛けた新製品の第1弾は23年2月から本格販売する「アシストパワースーツ」です。軽量で簡単に着用できて、背筋の使用率を38%以上も軽減できます。筋力の弱い高齢者や女性に最適な製品です。パワースーツは欧州では着用が推奨され、オーストラリアでは着用が義務化されています。定価は9800円と安く、しかもワークマン全店舗で販売(競合先は価格が2倍以上で通販が主流)するため、建設/配送/庫内/店舗品出し作業者に脱着の容易さで前評判が高まっています。初年度で2万着の販売を見込んでいます。
研究所の第2弾はパナソニックホールディングス株式会社の100%出資会社である株式会社Shiftall(読み方:シフトール 代表:岩佐琢磨 住所:東京都中央区日本橋馬喰町2-6―10)と提携し開発したペルチェ素子による直冷方式の「冷暖房服」です。電極の入れ替えで冷却と温熱機能を持つペルチェ素子は信頼性・安全性の観点から国内メーカー製を採用しております。冷暖房服は定価20,000円で5月から1万台に限定したテスト販売を開始します。

当社はファン付きウェアとヒーターウェアを年間70万着販売しているため、性能で勝る「冷暖房服」は3年後には50万台(100億円)を突破する見込みです。ワークマン全店で「快適ワーク特設売り場」を新設するため、建設/倉庫/サービス/農業などの当社既存顧客には陳列するだけ必ず売れます。加えて、当社アンバサダーをフル活用して見栄えを気にされる一般客に浸透させます。ゴルフ/釣り/アウトドア/軽いスポーツからタウンユース/フェス/スポーツ観戦/散歩用などの幅広い用途をSNSで掘り起こします。過去の実績から確実にバズらせる自信があります。

建設業で普及している電動ファンで汗を気化させて冷却する「ファン付きウェア」は200億円規模の市場になっていますが、ファン付きウェアには以下の課題があります:

ファン付きウェアの課題点

  1. 外から空気を吸い込むため、ウェアが膨れあがり見栄えが悪い 
  2. 膨らんで少し重いので動作性にやや課題がある(慣れれば気にならない程度)
  3. ファンの音がうるさい
  4. 暖房にするためには別の「ヒーター付きウェア」を購入する必要がある(電池は共有可の場合が多い)

これに対し、ペルチェ素子による直冷型「冷暖房服」のメリットは:

ペルチェ素子による直冷型「冷暖房服」のメリット

1)直冷方式で高性能 冷却10度温熱42度
※測定条件:25度環境下/無負荷時の温調プレート温度
2)オールシーズン対応 冷暖切り替え機能
3)互換性 スマホの予備電源(5V、10,000mAh)の使用が可能
※但し動作保証外になります
4)インナー方式 既存の作業服が使用可能(作業服の下に着用するため)
※冷却用途においてはベスト、アウターともに排熱対策(熱籠り防止)が必要になります

当社は冷暖房服以外に、熱中症対策用の「水冷服」も1万着のテスト販売を開始します。広範に冷却水を循環させるため上半身全体をすぐに冷やします。水冷服は水の重さと、使用時間の短さが課題です。昼間の猛暑の時間帯だけ使うケースも考えられます。冷暖房服、水冷服、ファン付きウェアは各々一長一短があるため、最終的には用途による住み分けが進むはずです。当社として本命は用途の広くて見た目がよい冷暖房服が本命だと思っていますが、外すことも多々あります。

別紙の通り、快適ワーク関連の既存製品は既に多数あります。その中で「快適ワーク研究所」は企業や大学と共同で売上10億円以上に育つ大型製品をコラボ開発するための組織です。毎年、研究所は世の中にない快適ワーク新製品を投入していきます。

ワークマン快適ワーク研究所主催 新製品試着体験会+快適ワークセミナーについて

■日時 :
2023年3月8日(水) (事前予約制)
ワークマン快適労働研究所主催「冷暖房ウェア試着体験会+快適労働研究所セミナー」
14:00開催(受付開始:13:00~)
冷暖房ウェア試着体験会+快適労働研究所セミナー
■会場:
日経カンファレンスルーム(東京都千代田大手町1丁目3-7日経ビル6F)
 地下鉄「大手町駅」下車 C2b出口直結
■内容:
14:00~15:00 快適労働研究所セミナー
15:00~16:00 冷暖房ウェア試着体験会
MAP

※3/4受付終了いたしました。多数のお申し込みいただき、誠にありがとうございました。
※セミナーのお申し込みは企業様および報道関係者様のみになります。
※競合商品取扱企業様のお申し込みはお断りさせていただく場合があります。
※当社が予定する参加者数に達した場合はは抽選とさせていただきます。

<ワークマンの概要>

社名 株式会社ワークマン
住所 東京本部:東京都台東区東上野 4-8-1
関東信越本部:群馬県伊勢崎市柴町 1732
業種 フランチャイズシステムで、作業服、作業用品およびアウトドア・スポーツウエアを販売する専門店チェーン
店舗数 979店舗(2023年1月31日現在)
ワークマン 482店舗
WORKMAN Plus 472店舗
#ワークマン女子 25店舗
上場 東証スタンダード(7564)

業績

(単位:百万円)

チェーン全店売上 当期純利益
17年3月期 74,291 7,142
18年3月期 79,703 7,844
19年3月期 93,039 9,809
20年3月期 122,044 13,369
21年3月期 146,653 17,039
22年3月期 156,597 18,303

取材に関するお問い合わせ先

広報部 林 知幸 03-3847-7760 t_hayashi@workman.co.jp
広報部 伊藤 磨耶 03-3847-7760 m_itou@workman.co.jp