ワークマンが高機能ウェア専門店「WORKMAN Plus」の2、3号店を11月に出店
2号店は路面店で川崎市多摩区中野島に、3号店はららぽーと富士見に出店
作業服・作業用品のフランチャイズ小売店を全国に827店を展開する株式会社ワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:栗山清治)は11月8日(木)に川崎市多摩区の府中街道沿いに路面店として「WORKMAN Plus」の2号店の「川崎中野島店」を出店します。
11月22日(木)には、3号店として「ららぽーと富士見店」を出店します。
1号店の「ららぽーと立川立飛店」は大盛況で、初日にこれまでのワークマン既存店の開店セールの売上記録(坪当たり売上)を3倍近く更新しました。初日は、レジ待ちの行列が30分以上になり、お客様に大変ご迷惑をおかけしました。開店セール終了後も、平日は50万円以上、祝祭日は100万円以上の売上があり、売上予算を250%達成しています。通常、9月は季節の端境期で、当社にとって一番売上を上げにくい時期です。
2号店の川崎中野島店は90坪の売場があるため、半分は1号店の「ららぽーと立川立飛店」と全く同じ一般客向けのアウドドアウェア中心の「WORKMAN Plus」売場で、残り半分はプロ顧客向けにスタイリッシュな作業服を売る「スタイリッシュ・ワークマン」売場です。2号店は両売場を持つ複合店になります。3号店の「ららぽーと富士見店」は50坪と小型店のため、一般客向けの機能性ウェアのみを扱います。
1号店の「ららぽーと立川立飛店」にお客様が殺到してSNSで評判になったため、「WORKMAN Plus」効果が出ていて、一般客が10%以上増えた既存店も多いです。全店で売上が右肩上がりになって好調です。「WORKMAN Plus」の3ブランド製品は全て既存店でも販売しており、1号店があまりに混雑したため、同じ製品があるのなら既存店の方が買いやすいとの評判もあります。
ワークマンは2年半前から ①アウトドアウェアの「FieldCore(フィールドコア)」、②スポーツウェアの「Find-Out(ファインド-アウト)」、③レインスーツの「AEGIS(イージス)」の自社3ブランド製品を全国827の店舗で販売しています。
売上は17/3期の30億円から18/3期には60億円と倍増して、今期は120億円分を仕込んでいます。ブームになっているため、3ブランドともに昨年の2倍生産していますが、「ららぽーと立川立飛店」での先行販売と既存店の売れ行きから見て、主力製品は11月下旬には品不足になりそうです。
上記3ブランドは作業用として開発したものですが、口コミやSNSの拡散で一般客向けにも人気化したため、用途別にブランド化したものです。レインスーツの「AEGIS(イージス)」は雨天の屋外作業用のプロ仕様の防水防寒ウェアでした。SNSでバイク用としての評価が高まり、現在ではライダー向けの諸機能を追加してバイクの専用ウェア(仕事用途も多い)となり、毎年新モデルを発表しています。釣りやバイク用の「イージスオーシャン」も好評で、昨年は販売してから1ヶ月で完売状態になっています。
3ブランドの製品は元々スタイリッシュな作業服として開発しましたが、アウトドア・スポーツ・バイク・釣り・雨の日の通勤用などに用途が広がっており、現在では一般客の意見を取り入れて、毎年新モデルの製品を開発しています。同じ製品を既存店で陳列すると作業服に見えて、「WORKMAN Plus」でマネキンに着せてカジュアル用什器で陳列すると「アウトドアショップ」に見えます。3ブランド製品はプロ客と一般客向けの兼用の製品のため10万着単位の大量生産ができます。また、値引きをしないため、アウトドアではメーカー品の1/2、スポーツでは1/3以下の価格を実現しています。
現状、高機能ウェアの市場はスポーツメーカーのブランド品がほぼ独占しています。カジュアルウェア市場では内外の製造小売業者の普及品が大きなシェアを取っていますが、高機能ウェアの低価格帯市場(4,000億円の潜在市場)への本格参入は当社が初めてで、新業態店と全国既存店を合わせて25%のシェア獲得をめざしています。
先ずは、新しい業態を確立するため、先ず有力ショッピング・センターに「WORKMAN Plus」を10店舗出店します。同時にホワイトカラー人口が多い地域に路面店も出店します。当社の既存店と同レベルの採算性のメドがつき次第、ショッピング・センターの新業態店を100店舗程度に増やしていきます。高機能とダントツの価格競争力で商品を並べるだけで接客しなくても売れる店をめざして、店舗の運営はフランチャイズ化していく予定です。
「WORKMAN Plus」2号店、3号店は9月29日(土)の大手新聞の全国版に全面カラーで開店の告知広告を出します。TV CMは10月18日(木)から全国と関東地区で放映していきます。CMのメインのキャッチは「機能と価格に新基準!ワークマンのカジュアルウェア」でワークマンが変わったことをアピールします。2号店、3号店の開店告知キャンペーンの予算7,000万円で、全国既存店への一般客の送客効果も期待できます。2号店(路面の複合店としては1号店)の開店前日の11月7日(水)にはマスコミ向け内覧会を開催します。
川崎中野島店の初年度の売上目標は1.4億円です。ららぽーと富士見店の年間売上目標は2.5億円です。数年で高機能ウェア専門店を100店出店し、200億円の売上をめざします。
以上
右側のデザイン系衣料は激戦区ですが、左下(機能性、低価格)市場は全くの空白区です。
左下は日本で約 4,000億円の潜在市場あり、当社は新業態店と既存店で25%のシェアを取ることが目標です。
2.WORKMAN Plus で販売するの主力3ブランド
3.1号店の「ららぽーと立川立飛店」のオープン日の様子
<ワークマンの概要>
社 名 | 株式会社ワークマン | ||
住 所 | 東京本部:東京都台東区東上野4-8-1 関東信越本部:群馬県伊勢崎市柴町1732 |
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業 種 | 作業服、作業用品、アウトドア・スポーツ・レインウェアを販売する専門店フランチャイズチェーンの運営 | ||
店 舗 数 | 827 店舗(2018 年9 月27 日現在) | ||
グ ル ー プ | 年商8,500 億円のベイシアグループのべイシア、カインズと並ぶ中核メンバーです | ||
上 場 | ジャスダック(7564) | ||
業 績 | (単位:百万円) | ||
チェーン全店売上 | 営業総収入 | 当期純利益 | |
13年3月期 | 63,858 | 45,057 | 5,044 |
14年3月期 | 68,801 | 48,138 | 5,586 |
15年3月期 | 69,185 | 48,426 | 5,876 |
16年3月期 | 71,465 | 49,577 | 6,233 |
17年3月期 | 74,291 | 52,077 | 7,142 |
18年3月期 | 79,703 | 56,083 | 7,844 |
本件に関するお問い合わせ先
常務取締役 土屋 哲雄 03-3847-7877 (携帯電話080-2186-8957) t_tsuchiya@workman.co.jp
営業企画部 加藤 良介 03-3847-7760 (携帯電話080-2186-8764) r_kato@workman.co.jp
今後の出店の問い合わせ先
株式会社MJYコンサルタント 大和 正洋(電話03-5428-4045) m-yamato@mjy-consult.com