ワークマン368店、WORKMAN Pro10店、WORKMAN Plus 568店、#ワークマン女子店66店※1 とWORKMAN PlusⅡ9店の計1021店を展開する株式会社ワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:小濱英之)は#ワークマン女子店(以下女子店)で今年の秋冬商戦から男性用「大人カジュアル」の新製品を大量に投入します。女子店の男性衣料は派手系で高機能なアクティブウェアが中心でしたが、アウトドア需要が一段落したため1年後には男性ウェアの半数をシンプルなデザインの「大人カジュアル」にします。
※1 作業服を扱わないショッピングセンター内のWORKMAN Plus12店を含みます
一方、女子店の女性アイテムは「大人かわいい」をテーマにして好調です。シンプルなデザイン、隠れた機能性と低価格で圧倒的な支持を受けています。ただ、女性ウェアの売れ筋は淡色系が多いので、男性衣料の派手なアクティブウェアとはミスマッチが起きていました。男性アイテムの半数が「大人カジュアル」になると、女子店の男女衣料のテイストに統一感が出ます。女子店は主にファミリー客狙いですが、今後はご夫婦が同じ「大人テイスト」のウェアが選べるようになります。
アクティブウェアは屋外活動用で使用環境が作業服に近く、素材や副資材も共通で使えるので、当社の優位性が活かせます。ただ、アクティブウェアの需要がコロナ前に戻ったことに伴い、女子店では男性用アクティブウェアの比率を下げて「大人カジュアル」を増やします。アクティブウェアはワークマンとWORKMAN Plusの既存店に集中します。既存店では作業用に動きやすいアクティブウェアを着る作業客も多く、既存店での販売は引き続き好調です。ゴルフやジョギングなどのスポーツ系のアクティブウェアも急成長しています。
男性向け「大人カジュアル」はアパレル業界の主流ですが、強い競合がいます。女子店の男性衣料は業界大手と競合しても勝てないという前提で、激戦区を避けてアクティブウェアに特化してきました。ただ、最近は都心店でも受けるデザイン性の良さと当社独自の機能性素材の開発が進み、「大人カジュアル」でも当社らしさが出せる環境が整いました。ただ後発ゆえ、定価は業界最大手の半額に設定します。なお、今春から投入した高機能冷感肌着は激戦区での成功例の第1号で、競合市場への参入手法を学習しました。
女子店では男性衣料全体に対する「大人カジュアル」の比率を下記スケジュールで50%まで拡大します:
時期 | 比率 | 特長 |
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現状 | 10% | 「大人カジュアル」は少しあるが、売場に埋もれていて目立たない状態 |
今秋 | 30% | 24年秋冬新製品発表会の入口正面メインステージで「衝撃」デビュー 参加される約500人(総フォロワー数3600万人)のインフルエンサーが大量発信 女子店では店頭のマネキンで大人コーデをアピール |
来年3月 | 40% | 大人コーデの決定版である「メンズ“美”パンツ」シリーズを税込1500円から投入 新製品に加え、当社ミリオンセラー・パンツを「大人カジュアル」にリメイク 例) 春夏物の販売実績2位のアイスパンツを「アイス“美”パンツ」にする 「大人カジュアル」でも機能格付けの導入を始める |
来年9月 | 50% | 製品アイテム数を女子店の男性製品の50%にする |
#ワークマン女子店はファミリー客が多いですが、男性客にはそもそも男性ウェアが女性衣料に比べて少なすぎるとか製品がアクティブウェア寄りで派手過ぎるとの不満の声がありました。このため、女子店では下記のように男性アイテムの構成比を高めて、製品のテイストも統一します:
現在の構成比 | 来年9月 | 製品アイテム数の増減 | |
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女性製品 | 51% | 38% | 好調だが、ファミリー客狙いのためアイテム数はあまり増やせない |
男性製品 | 25% | 35% | 「大人カジュアル」を新規投入して大幅増加 |
靴製品 | 14% | 16% | 大人コーデができる男性用シューズを新規投入 |
Kids製品 | 5% | 7% | 全製品が親子コーデ可能で人気が高いため拡大 |
その他 | 5% | 4% | アイテム数は横ばい、他製品が増えるので構成比は低下 |
⇒ 靴製品の増加分は男性向けが多いので、女子店の製品アイテム数は女性と男性用がほぼ同数になる |
新規投入する男性用の「大人カジュアル」は女子店の専売製品です。女性アイテムの専売製品比率は現在50%ですが、今後も拡大を続けます。これにより、女子店と既存店が更に差別化されます。本年9月から女子店は地方で路面店の出店攻勢をかけますが、専売製品の増加により周辺既存店への負の影響が大幅に緩和されます。
女子店と既存店の男性向け製品構成は来年9月には下記になります:
女子店の男性向け製品構成 | (現在は派手めカジュアルと機能性カジュアルが各50%) | |
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50% | 大人カジュアル | シンプルでも光るデザイン性で勝負、機能はステルス |
50% | 機能性カジュアル | 防水/撥水/防寒/冷感/UV/防虫/花粉対策品や大収能ポケットなど |
既存店(男性客が多い)の製品構成 | (現在と変更なし) | |
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65% | 作業服、作業用品 | |
35% | アクティブウェア(スポーツ&アウトドアウェアが主) 作業客が好む派手めカジュアル |
「大人カジュアル」の新製品は8月26日(月)に東京国際フォーラムで開催される「2024年ワークマン秋冬物新製品発表会」(日本最大のアパレル個展)の会場入口正面のメインステージで大々的にお披露目します。それに先立ち、8月上旬から「きれいめ推し」で決定的な影響力を持つ男性ファッション・インフルエンサー15名(総フォロワー数140万人)を個別に当社SNSスタジオにお招きして、大人カジュア新製品の情報を発信して頂きます。当社には業界トップクラスのSNSマーケティング力があり、SNS販促だけでも「大人カジュアル」を人気化させる自信があります。
従来は女子店の男性製品は作業服のノウハウが活かせるアクティブウェアが主力で、既存店との製品の「共通化」にこだわってきました。今後は女子店の多くのお客様とインフルエンサーの声に応えて、男性用アイテムの半分を女子店の専売製品である「大人カジュアル」に転換することにしました。①女子都心店で鍛えられたデザイン性の良さ ②「大人カジュアル」にも機能格付けを導入し、機能を分かりやすくする ③他社の追随が難しいレベルの低価格 の3点セットで男性アパレルの主力市場でも独自の地位を築きます。
大人カジュアルの24年秋冬新製品
<ワークマンの概要>
社名 | 株式会社ワークマン |
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住所 | 東京本部:東京都台東区東上野 4-8-1 関東信越本部:群馬県伊勢崎市柴町 1732 |
業種 | フランチャイズシステムで、作業服、作業用品およびアウトドア・スポーツウエアを販売する専門店チェーン |
店舗数 | 1021店舗(2024年7月31日現在) ワークマン 368店舗 WORKMAN Pro 10店舗 WORKMAN Plus 569店舗 WORKMAN PlusII 9店舗 #ワークマン女子 66店舗※2 ※2 ショッピングセンター内のWORKMAN Plus12店舗を含みます |
上場 | 東証スタンダード(7564) |
業績
(単位:百万円)
チェーン全店売上 | 当期純利益 | |
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19年3月期 | 93,039 | 9,809 |
20年3月期 | 122,044 | 13,369 |
21年3月期 | 146,653 | 17,039 |
22年3月期 | 156,597 | 18,303 |
23年3月期 | 169,856 | 16,656 |
24年3月期 | 175,250 | 15,986 |
本件に関するお問い合わせ先
広報部 松重 尚志 03-3847-7760 n_matushige@workman.co.jp
広報部 伊藤 磨耶 03-3847-7760 m_itou@workman.co.jp