ワークマン既存店447店(WORKMAN Pro店7店舗を含む)とWORKMAN Plus509店、さらに話題の「#ワークマン女子」33店の計989店を展開する株式会社ワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:小濱英之)は、ファミリーキャンパーでカリスマYouTuber/ブロガーの「サリーさん」こと濱屋理沙さんが6月29日(木)に開催される株主総会の承認を得た上で、ワークマンの社外取締役に就任することを5月8日(月)15時00分に発表しました。
「サリーさん」こと濱屋理沙さんはNECソフトのシステム営業や証券会社でのITヘルプデスクの仕事を経て、アパレルのネット販売事業を開始しました。「サリーさん」は家族で毎週キャンプに行くほどの根っからのアウトドア派で、2017年にはキャンプブログ「ちょっとキャンプ行ってくる。」を開設。以来2381万ページビューの閲覧数を記録しています。現在YouTubeでは登録者が4.3万人いて、ワークマンに関する動画の総再生回数は311本で1356万回という記録的な数字を残しています。
2018年にサリーさんはワークマン店舗を訪れて以来、当社製品の「熱い」ファン(社員以上にワークマン愛が強い)になりました。ワークマン製品の「あるべき姿や機能」に対し強い思いが生まれました。初めて買った火花に強い溶接工用の「綿かぶりヤッケ」は火の粉に強くバーベキューや焚火用のアウトドアウェアとして最適なことを自身のブログで発信しました。結果として、綿かぶりヤッケは即完売しました。
これを当社広報部が知ってワークマンのアンバサダー第1号に就任してもらいました。商品開発部門はサリーさんの思いを全て受け入れて、プロ機能優先で味気のない「綿かぶりヤッケ」を女性も着られるカワいい「コットンキャンパー」に大変身させました。綿かぶりヤッケは年間販売3000着の特殊用途製品でしたが、コットンキャンパーは40万着を超えるメジャー製品になりました。また、「サリーパーカー」などの自身の名前を付けたヒット製品も生んでいます。
社内では2つの「衝撃」が走りました。一つはジミな作業服をカワいいキャンプウェアにリメイクできたこと。もう一つは自社製品が女性にも受け入れられて売れたこと。後者は女性客主体の新業態店「#ワークマン女子」の出店のキッカケとなりました。「#ワークマン女子店」1号店の横浜桜木町コレットマーレ店ではインスタグラマーとしての知見を活かしてOPEN記念のショッパーデザインを手がけ、女子店認知向上に貢献しました。
無償で製品開発に参加して、出来上がった製品を優先的に発信(見返りに再生回数やフォロワーが増加)して頂くワークマンのアンバサダーは約50人になりました。当社はアンバサダーの提案を「丸呑み」して製品を開発していますが、失敗製品はこれまでありません。逆に、アンバサダーとの開発製品のヒット率は高く、現在は全PB品の1/3を占めています。
アンバサダー制度の発足後に、ワークマンは社是を「働く人に、便利さを」から「声のする方に、進化する」に変更しました。本業でダントツに強い作業分野に加えて、一般客向けの業態に本格参入するためです。アウトドアや女性向けウェアでは社内の知見が圧倒的に不足していたため、その分野のオピニオンリーダーであるアンバサダーに製品開発に参画してもらいました。
「声のする方に、進化する」と言っても、お客様へのアンケートからは斬新な製品は生まれません。お客様と当社の中間に立つアンバサダーの個人としての強い思いがヒット製品を生んでいます。当社は万単位のフォロワーがいるアンバサダーの強い思いはお客様の声を代表していることに気づきました。アンバサダーは投稿のたびに閲覧者の評価を受けて(高評価だと閲覧数が増加)います。自身のフォロワーと日々対話もしています。アンバサダーの思いこそがお客様の声だということが、アンバサダー製品を販売した結果で後から分かりました。
- 次の主力業態である「#ワークマン女子」の女性用製品に対する女性消費者としてのアドバイス
- 基幹製品であるアウトドアウェアやキャンプクッズ開発への消費者としてのアドバイス
- ワークマンの情報のネット発信(特にHP動画/YouTube/Instagram/Twitterの発信)に対するアドバイス
女性アパレルに対する知見を活かす
カリスマキャンパーとしての知見を活かす
有力インフルエンサーとしての知見を活かす
ワークマン社員でサリーさんを知らない人はいません。サリーさんが特殊作業服からヒット製品を生み出したことやアウトドア市場への参入の契機になったことで、社員には「お世話になった」感が強くあります。サリーさんがワークマンの社外取締役として仲間に加わることを、多くの社員が嬉しく思っています。
<ワークマンの概要>
社名 | 株式会社ワークマン |
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住所 | 東京本部:東京都台東区東上野 4-8-1 関東信越本部:群馬県伊勢崎市柴町 1732 |
業種 | フランチャイズシステムで、作業服、作業用品およびアウトドア・スポーツウエアを販売する専門店チェーン |
店舗数 | 981店舗(2023年3月31日現在) ワークマン 482店舗 WORKMAN Plus 473店舗 #ワークマン女子 26店舗 |
上場 | 東証スタンダード(7564) |
業績
(単位:百万円)
チェーン全店売上 | 当期純利益 | |
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17年3月期 | 74,291 | 7,142 |
18年3月期 | 79,703 | 7,844 |
19年3月期 | 93,039 | 9,809 |
20年3月期 | 122,044 | 13,369 |
21年3月期 | 146,653 | 17,039 |
22年3月期 | 156,597 | 18,303 |
取材に関するお問い合わせ先
広報部 林 知幸 03-3847-7760 t_hayashi@workman.co.jp
広報部 伊藤 磨耶 03-3847-7760 m_itou@workman.co.jp